移住者の声

佐久穂町に移住した
人々の声。

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Voice05宮嶋達也さん・宮嶋舞さん

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  • PROFILE
  • 仕事
    農業従事者
    どこから
    長野県内→佐久穂町
    移住時期
    2016年
    家族
    ご夫妻とお子さん1人

なぜ佐久穂町へ?

達也:僕は農業がやりたくて佐久穂町に来ました。以前、青年海外協力隊員としてアフリカのセネガルで野菜栽培の活動をしていました。現地の農業を促進する活動をしていく中で、「問題解決策」まで生み出せる技術力とそれを培う農業経験が足りないと感じました。帰国後、日本中の有機農家の求人をインターネットで調べ尽くした結果、「のらくら農場」で働くことを決めました。栽培技術に対する理念などが圧倒的に事細かく書かれていたからです。実際に手を動かし、経営者の荻原さんの話を聞く中で、ここならまさに僕が求めていた科学的・論理的に農業の問題を解決できる力を身につけられると思い、のらくら農場の雇用1期生のスタッフとして働き出しました。

のらくら農場で働いてみていかがですか?

達也:特に土壌分析のノウハウと捉え方のコツ、応用は身につけて良かったと思う技術の一つです。問題解決策を生み出すツールとしてだけでなく、客観的視点が他の農家さんたちとの知識や技術の共有にも役立ちます。個々の農家さんが集まって、今では共同出荷にも取り組んでいます。このグループでは物流便の構築や肥料の共同購入など必要なものは自分たちで作っていくという、積極的な取り組みも行っています。その姿を近くで見ていると、経営的にも社会的にもいい変化が起きそうな期待感があります。僕も有機農家として将来独立したいと考えています。できれば、その輪の一員として、一緒に肩を並べて進んでいける存在になりたいと思っています。

コミュニティの中に入り、役に立つことをしていきたいという青年海外協力隊時代にも思っていた気持ちを、改めて強く思うようになりました。

結婚を機に佐久穂へ。大変なことはありましたか?

:私も以前は国際協力の仕事に携わっていたので、できればその関係の仕事をしたかったのですが佐久穂町近辺では見つかりませんでした。でも、佐久穂町でしかできない農業の仕事をしている達也さんのいる佐久穂町へ引越しを決め、私からはまず「家探し」を要望しました。車の運転に自信がなかったので、在宅の電話オペレーターの仕事を始めようと思ったからです。そのためには、インターネット環境と内側から鍵がかけられる個室が必要でした。

達也:知人の紹介で空き家だった部屋数の多い古民家を貸していただけることになりました。

:私は東京育ちですが、山が好きな父親に連れられて山に行き来していたこともあって、私自身も大学では環境教育について学びました。なので、山があり、川が流れる自然豊かな佐久穂に住むことはむしろ心地よく感じています。東京の幼馴染たちはみんな「田舎」がなく、子どもを連れて遊びに来てくれた時には羨ましがられましたね(笑)。家の近くに畑もあって毎日畑いじりをしています。畑は少し高い場所にあるので、遠くまで良く見える景色がお気に入りです。

これからはどんな生活がしたいですか?

:今の生活をとても楽しんでいるし、都会で働いていたらきっとできなかった「毎日夕飯を二人揃って食べられる」ということに幸せを感じています。私達がいる地区の皆さんとの距離感もちょうど良く、この夏に子供が生まれる話をしたら「○○さんの家には1歳の子供がいるよ。」と教えてもらったり、知らないところで気にかけてもらっている、見守ってもらえているという安心感があります。可能であれば、近くで家を購入してずっとここに居たいのですが、縁あってのものなので、気長に考えてまずは今のこの地での生活を十分に楽しんじゃおうと考えています。

達也:最近、地域の方から土壌分析の依頼と栽培のアドバイスを求められました。話を進めながら、過去にセネガルで伝えた時よりもはるかに自信を持って効果的なアドバイスができている自分に気付きました。これからは、身に付けた知識や技術を身の回りの人の問題解決にも役立てられたらいいなと思います。私が一人前の農家になることで、今までお世話になったのらくら農場や協力してくれた方を支えていける存在になりたいと思います。



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