移住者の声
佐久穂町に移住した
人々の声。
Voice02藤内正喜さん
- PROFILE
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- 仕事
- 警備会社勤務
- どこから
- 東京都→佐久穂町
- 移住時期
- 2015年3月
- 家族
- ご夫妻とお子さん3人
なぜ佐久穂へ
東京出身ですが、都会の人ごみや、ちょっとしたことで交通マヒになることなどに住みづらさを感じていました。前から移住をしたいなと考えていたのですが、警察官として勤続30年でしたので、転職をするにしても年齢的にギリギリだなと思っていました。それと長男と次女が次の学校に上がるタイミングでもあったので、本格的に移住を検討し始めました。
有楽町で開催された移住セミナーで佐久穂町を知り、実際に訪ねてみました。
佐久平I.Cを降りると、国道沿いには東京で見慣れた飲食店や家具店などがあり、東京と大して変わらないなという思いと、医療についても農村医療の第一人者がいた佐久総合病院があり、先進的な感じがしたので、移住先に求めていた「住みやすさ」と「医療が充実している」という面を満たしていました。
さらに、セミナーで会ったジーバ共和国の農家さんから花栽培の話を聞いたり、生のプルーンを初めて食べたりしたのが面白くて、移住前にジーバ共和国に参加して、トウモロコシやキャベツ、ジャガイモなどを育てたり、地元の人と会って話したりして、町に魅力を感じていました。
家探しはどうしましたか
家族が5人ですので町営住宅では狭く、民間の不動屋さんに聞いて、今の物件を紹介してもらいました。中古物件でしたので、お風呂のひびなどは直してもらいましたが、網戸の貼り替えは自分でやりました。
「即入居」が条件なのに、それに合う物件がなかなか無くて苦労しました。
移住してからの苦労はありますか
仕事を退職し、引っ越してきてからの3か月間は無職でした。ハローワークで仕事を探し、今の会社に就職しました。妻は自動車の免許がなかったので、こっちに来てから免許を取りました。
3年たった今だから言えますけど、移住して1年目はどうなることかと思っていました。とにかく、人と会う機会をどうやってつくろうか考えていて、まずは集落のソフトボールやゴルフに参加して、地域の人と仲良くなりました。
移住してきて感じることは
食べ物が充実していて、季節を感じながら食べられることに満足しています。
野菜のやの字もなかった子どもたちが、今は野菜好きになり、都内にいたときは果物なんてみかんくらいで、リンゴや柿は食べなかったけど、時期になると隣近所から頂くこともあり、毎日のように食べています。
子どもたちがとにかくこちらに来てよかったと言っています。いじめなんて聞いたことがないし、小中学生は会うと挨拶してくれるし、保護者の顔もわかっているというのが田舎の良さで、安心に繋がります。
あと、東京にいたころは数か月休みがないこともありましたが、今は大体、土日どちらか休みをもらえるので、キッズゴルフに連れて行ったりして、家族との時間が増えました。
夫婦合わせての年収が以前の3分の1になったけど、お金だけを考えるのではなくそれ以外の魅力、私たちにとっては食と環境が魅力に感じました。
安全面も大事です。子どもがこちらでは危険を感じることがあまりないと思います。安心感と治安の良さは素晴らしいです。東京では夜帰ってこないと心配していたけど、こちらではそもそも夜に出かけていかないです。それに都会のせわしない生活ではなく、落ち着いたリズムで生活できていますね。