ふるさと遺産収蔵館

■設置について

町内にある学術上貴重な資料のみならず、地域にとって大切なもの、後世に継承していくものなどを「ふるさと遺産」と位置づけるとともに、集約しています。これらを活用して世代間の交流を促進するため設置しました。位置は佐久穂町大字畑260番地(令和3年12月17日条例第20号)

■名称について

令和3年10月25日から11月3日まで10日間にわたり、愛称募集を行いました。527作品が寄せられ投票・選考の結果、佐久穂小学校に通う姉妹の作品「むかしたんけん館」が愛称として決定しました。むかしたんけん館の略称を「むかたん」としました。

■友の会について

令和2年5月16日の準備会を皮切りに3回の準備会を経て、令和2年7月3日に発足しました。

◆設立趣意書

佐久穂町ふるさと遺産収蔵館は、昭和37年に建築された旧八千穂中学校校舎を用いて、町内8か所の倉庫等に保管してきた鉱物や化石などの標本、寄贈された多くの農具や民具、発掘調査による土器や石器、その他学術上貴重な標本のほか、公文書・古文書等歴史的文献などを集約し、将来的には文化・教育の発信地になるよう、展示・公開の機能を見据えた文化施設です。

また、町内の小学校・中学校が統廃合された中、それぞれの学び舎に残された思い出の文集・校歌や行事写真・記念写真などを陳列し、卒業生が旧交を温める「集いの場」も構想しています。

この文化施設の理念は、

1 収蔵文化財の保全を行い、次世代へ継承していくこと。

2 地域を支えてきた住民の知恵と工夫を活かすこと。

3 地域を支えていく子どもたちの学びの場として活かすこと。

4 地域の企業や団体と連携し、周辺文化ゾーンの拠点として活かすこと。

友の会は、この4つの理念に基づいて、町内外の住民有志がボランティアとして参加する任意団体です。主な活動は、1県内外の視察研修などを通じて、会員相互の親睦と歴史・文化への理解と教養を深め、文化施設として内外の環境を整備しつつ、収蔵ふるさと遺産の整理と修復を行い、2会員の知識と技術、知恵と工夫により、収蔵品の魅力ある展示・公開方法を創造します。とりわけ、明治から昭和の生産・生活用具を再生・展示して当時の暮らしを再現するなど、多くの文献史料や民俗資料、埋蔵文化財などを通じて、佐久穂の地に暮らした先人の歩みをたどり未来につなげます。

また、運営にあたっては、会員が館内の案内、郷土の歴史や展示品の説明なども行います。会員の主体性を尊重し、会員間の協働を重視することで、生きがいのある生涯学習の場にします。子どもたちをはじめ広範な地域住民との連携を深めながら、友の会への期待と信頼を高めることで、八千穂駅周辺の文化ゾーン事業の拠り所となる文化施設を目指します。

令和2年5月16日制定

令和3年12月17日、収蔵館の名称変更

★施設の状況及び友の会の活動状況はこちらからご覧ください。

この記事についてのお問い合わせ

生涯学習課 文化財・芸術係

佐久穂町生涯学習館「花の郷・茂来館」 〒384-0503 長野県南佐久郡佐久穂町大字海瀬2570

  • 電話番号

    0267-86-2041(直通)
    0267-86-2525(代表)

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    0267-86-2939

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    月曜、年末年始を除く 9時00分~21時30分

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