佐久穂町のプルーンのご紹介

プルーンとはどんな果物

プルーンは西洋スモモの一種で、原産地は西アジアの黒海とカスピ海の間のコーカサス地方だと言われています。ギリシャ・ローマ時代には優れた薬用果樹として珍重され、そこから南ヨーロッパに伝わりフランスを中心に栽培されています。その後、大西洋を渡り19世紀中頃にアメリカに広がりました。

長野県での歴史は、大正10年に長野県農事試験場果樹試験地の設置に伴い、試作栽培されたのが始まりだと言われています。また、最初に産地形成が行われた臼田町(現佐久市)の土屋喜八郎氏が昭和40年に日本スモモの台木に、地元にあった西洋スモモの在来種を接ぎ、自家用として庭先や畑の隅で栽培したのが始まりです。

佐久穂町では、昭和43年に土屋喜八郎氏から佐久町(現佐久穂町)の中島英明氏などへ苗木を分けてもらったことをきっかけに、プルーン栽培の素地ができていきました。昭和54年に佐久町農協(現佐久浅間農協)果樹部会がプルーンの導入を決定し、品種統一・共同育苗園設置など基礎作りを行い、昭和58年には農協にプルーン部会を設置、部会員143人で約15haに広げ、プルーン選果場を設けて集出荷するまでになりました。

プルーンの特徴

プルーンは、生で皮ごと食べるのがおすすめです。

プルーンの表面につく白い粉は、「ブルーム」といって、果物自身から生成されるもので、新鮮さを保ち、日持ちを良くする働きがあります。

また、プルーンは、健康に欠かせないミネラルや栄養素の宝庫です。カリウム、カルシウム、ビタミンA・Bが豊富で、肩こりや食欲の増進、疲労回復などに効果があります。鉄分も多いので、貧血気味の方にはうれしい果物です。さらに良質の繊維分をたっぷり含んでいるため、便秘の解消にも大変効果があります。女性にはおすすめの、まさに美容と健康に最適なフルーツと言えます。

プルーンの収穫時期及び品種

プルーンは7月下旬から10月中旬まで20品種以上が栽培され、時期によって様々なプルーンを楽しむことができます。最も生産量が多い品種は「サンプルーン」で約4割を占め、次いで「オータムキュート」となっています。

アーリーリバー

極早生種で、7月下旬から8月上旬に収穫されます。果実は20g程度の小玉で、

糖度は15度前後、果汁が多く適度な酸度でさわやかな味です。

サマーキュート

長野県果樹試験場が開発した新品種で、8月下旬から9月上旬に収穫されます。

果実は50g程度の中玉で、糖度は20度前後、適度な酸度があり食味は良好です。

サンプルーン

佐久地域におけるプルーンの主力品種で、9月中旬から9月下旬に収穫されます。

果実は30g程度の小玉で、糖度が18度以上と高い品種です。甘味だけでなく

酸度を適度にあり、バランスが良く食味も優れています。

オータムキュート

長野県果樹試験場が開発した品種で9月下旬から10月上旬に収穫されます。

果実は80g程度の大玉で、糖度が18度以上と高い品種です。

甘味が強く酸度も適度にあり、果汁が多くジューシーで食味が良いプルーンです。

プレジデント

プルーンの中で最後に出荷される品種で、9月下旬から10月下旬に収穫されます。

果実は100g程度の大玉で、糖度は16度前後です。酸味はやや強く、酸っぱい

のが好きな方には人気があります。

プレミアムオータムキュート「紫稀」

佐久穂町産のオータムキュートの中から厳しい品質基準をクリアしたものを、ブランド名を「紫稀(SHIKI)」として販売しています。

生産量はごくわずかですので、ふるさと納税や新宿高野等一部の店舗において、時期限定販売となっています。

最高級のプルーンを、一番美味しい旬の時期に、是非味わってみてください。

プレミアムオータムキュートについて詳しくは、こちら

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※その年の気候等により生産状況は大きく変わります。生産者等により早めに売り切れることもありますので、ご承知おきください。

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