県内のツキノワグマ目撃件数が増加傾向にあることや、先週末に発生した2件の人身被害を受け、長野県から「ツキノワグマ出没注意報」が発令されています。
長野県・令和6年6月プレスリリース「 ツキノワグマ出没注意報を全県に発令します」
【お願い】
・山に入る時は、遭遇リスクを軽減させるため、クマ鈴等、大きな音のでるものを携行し、複数人で行動してください。
・クマの出没が確認されている場所には近づかないでください。
・農作物の畑地の周囲での電気柵設置、生ごみの適切な処理など、クマを誘引しない対策をお願いします。
山に入る時は、人の存在や接近をクマに知らせれば、クマは人を避けます。少しでも遭遇しないで済むような対策が大切です。
◇ クマ鈴、ラジオ、笛などを携帯する
クマは聴覚や嗅覚が人より優れています。人の気配を感じたクマは自ら避けてくれます。クマ鈴、ラジオ、笛など音の出る物を鳴らしながら行動しましょう。
◇ 朝夕の行動は避け、複数人で行動する
朝夕はクマが活発に活動します。この時間帯に山中に入ることは避けましょう。また1人ではなく、複数人で行動しましょう。
◇ 周囲を確認しながら移動する
釣りやキャンプで渓流沿いを移動する場合は、水の音でクマも人もお互いに気付かず、思わぬ距離まで接近してしまうことがありますので注意が必要です。
◇ クマのいる場所に近づかない
山中はクマの生息地で、どこにいてもおかしくありません。クマの足跡や糞などを見つけたら、それ以上近づかずに引き返しましょう。
◇ 子グマを見たら立ち去る
子グマの近くには必ず母グマがいます。母グマは子グマを守るために、人へ攻撃することがあります。子グマを見かけたら、そのままそっと立ち去りましょう。
◇ 犬は連れて行かない
人の気配を感じたクマは、身を隠して人をやり過ごそうとします。しかし、犬が一緒の場合には、犬に吠えられるなどして、人へ攻撃する場合があります。犬を連れて山中へ入るのはやめましょう。
トウモロコシやプルーン、モモなどを栽培している畑や果樹園等の周囲には、電気柵を設置したり、ヤブをあらかじめ刈り払うなど、クマを寄せ付けない対策をとりましょう。また生ゴミもクマのエサです。一度餌付いてしまうとその場所に執着するようになり、人に見つかることを恐れなくなるなど、人身事故の可能性が高まります。
クマを目撃した場合は、佐久警察署(電話:0267-68-0110)までご連絡ください。
産業振興課 林務係
0267-86-2529(直通)
0267-86-2525(代表)
0267-86-4935
土・日曜日、祝日、年末年始を除く 8時30分~17時15分