□外来生物は、元々その地域に生息していなかった動植物などが、人間の活動によって持ち込まれてきた生物のことを指します。海外から運ばれて来た生物だけでなく、国内でも生息していなかった場所へ持ち込まれた生物は外来生物となります。
□特定外来生物とは、もともと日本にいなかった外来生物のうち、生態系などに被害を及ぼすとして外来生物法で指定されている生物です。指定された生物の取扱いについては、輸入・放出・飼養・譲渡等の禁止といった厳しい規制がかかります。
□・アレチウリ(ウリ科)(写真提供:環境省)
□
□・オオハンゴンソウ(キク科)(写真提供:環境省)
□
□・オオキンケイギク(キク科)(写真提供:環境省)
※オオハンゴンソウ、オオキンケイギクは、もともとは観賞用として日本に持ち込まれた品種です。観賞用なので、きれいな花を咲かせますが、旺盛な繁殖能力により在来種の植物の生育を阻害してしまうことなどから特定外来生物に指定されています。河原や道路脇などから、持ち帰り庭に植えることはしないでください。
□もし、所有地や近所で見かけたら、種ができる前に根っこから抜き取り、可燃ごみとして出してください。種ができている場合は、種が飛散しないよう注意して袋へ入れてください。特定外来生物の防除にご協力をお願いします。
□外来生物は、そのすべてが生態系へ悪影響を及ぼすわけではありません。中には、自然の中で淘汰され悪影響が出ない形で順応していく種もいます。しかし、一方で自然に対し大きな悪影響を及ぼしてしまう種もいます。
外来種に関わる際には、外来種被害予防3原則を心にとめ、適切な対応とご理解・ご協力をお願いします。
特定外来生物の指定状況や防除の方法などは、国や県の公開している情報を参照してください。
□○環境省HP→https://www.env.go.jp/nature/intro/index.html
□○長野県HP→https://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/hogo/gairai.html