【寄付募集】佐久穂町の宝!日本一の石棒「北沢の大石棒」保護・活用にご支援をお願いします。

日本一の石棒「北沢の大石棒」を次世代へつなぐため、ご支援をお願いします。

佐久穂町指定文化財である「北沢の大石棒(きたざわのだいせきぼう)」は、縄文時代中期(約5,000年前)に作られたと推定される貴重な考古遺産です。そして、日本最大級の石棒(全長223センチ、現存する石棒としては日本最大)としても広く知られ、縄文時代の石製品の中でも群を抜いて巨大な考古遺産です。
北沢川のほとりに立っていたこの「北沢の大石棒」は、長年風雨にさらされてきたことや凍結などによって、表面の風化が進行しており、文化財保存上、屋外から退避させ、室内のより良い環境下での保存が必要な状況となっていました。
石棒は現地に設置されて100年近く経過したことで風景にも馴じみ、見学に訪れる方も少なくない現在、ただ石棒を移設するだけでは、文化財を未来に伝えていくうえでは不十分といえます。また、「北沢の大石棒」のある風景の保全を求める声も寄せられています。
そこで、「北沢の大石棒」は町内施設内に移動して保存展示を行い、現地には精巧な複製品を設置し、国民全体の財産である貴重な文化財の保護・活用と現地景観の保全の両立を図るため、佐久穂町教育委員会では「北沢の大石棒」のレプリカを制作しました。
このたび、「北沢の大石棒」という地域のシンボリックな文化財に関する活動により地域の方の目が向けられ、適切な保存や、自発的で着実な伝承につなげていくことを目的とする、目標金額425万円の寄付を募集することといたしました。
「北沢の大石棒」を地域の文化財として周知・保護・活用していくため、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

寄付申込はこちらからお申し込みいただくか、佐久穂町生涯学習館「花の郷・茂来館」窓口にて申込書へご記入のうえご提出ください。

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「北沢の大石棒」とは?

「北沢の大石棒」は、大正年間に佐久穂町北沢川の河川改修工事で、河床に横たわって発見されたもので、その形状から約5,000年前の縄文時代中期に作られたと推定される大形石棒です。
日本列島において縄文時代の遺跡は、約9万5,000か所が知られています。北海道から九州までの縄文遺跡において、石棒は3677点が確認されていますが、その大きさは大小さまざまです。その中でも2m23cmの長さをもつ「北沢の大石棒」は、日本で最も長い石棒として大きな注目を浴びています。2mを超す石棒は日本では2例しかありません(もう1例は栃木下大久保の2m2cmの石棒)。また、その重さは330kgあり、数ある縄文時代の石製品のなかでも最も重いものと考えられます。
石棒は、縄文時代の信仰対象と考えられており、「石神」だとする主張もあります。その形状から男性器を模したもので、子孫繁栄を願って製作されたとするとする見方が根強いものです。家族単位でまつられる石棒、集団単位でまつられる石棒など、その帰属はさまざまかと思われますが、巨大な北沢例は、後者かもしれません。そして「北沢の大石棒」のすぐ上の台地には縄文中期のムラも発見されているので、大石棒をまつった人々はこの集落の住人だった可能性があります。
また、石棒には、立っていたイメージが強いのですが、実際、遺跡からは寝て出土している石棒も少なくありません。「北沢の大石棒」も河床に横たわって出土した訳ですが、本来縄文時代には立てられていたかどうかは不明といわざるを得ないのです。しかし、地域のアイコンとして100年近く土手に立てられ、愛されてきたその意味も十分考慮しなくてはなりません。
文字どおり日本を代表する縄文遺産である「北沢の大石棒」ですが、現在、風雨や凍結による風化が進行しており、緊急の保護対策が必要になってきました。5,000年という歳月をへて今日まで残されてきた縄文遺産を、さらに5,000年後の未来まで、大切に伝えるべきことがいま、求められています。

寄付申込はこちらからお申し込みいただくか、佐久穂町生涯学習館「花の郷・茂来館」窓口にて申込書へご記入のうえご提出ください。

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1984年調査のため掘り出される前の石棒

ご支援いただいた寄付金の使い道

「北沢の大石棒」の保護・活用のための費用として掲げている目標金額425万円は文化財を半永久的に保護・活用していくうえで必要な経費となりますが、決して小さな金額ではありません。ですが、今回の寄付で資金的なご支援をいただくだけではなく、現存する縄文時代の石製品の中でも最大級の考古遺産が、佐久穂町にあるということを広く全国に知っていただく機会になると感じています。
今回ご支援いただいた寄付金については、「北沢の大石棒」を保護・活用するために製作したレプリカ制作費用や、令和6年度中に予定している現地へのレプリカ建立に係る費用等に充てさせていただきます。
当町の活動や思いにご賛同いただけましたら、ご支援・応援をどうぞよろしくお願いいたします。

寄付申込はこちらからお申し込みいただくか、佐久穂町生涯学習館「花の郷・茂来館」窓口にて申込書へご記入のうえご提出ください。

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返礼品一覧

今回の寄付では、返戻として、以下のコースをご用意いたしました。

返礼品一覧表
コース 内 容 寄付金額
Aコース ・北沢の大石棒 佐久石製モデル 100,000円
Bコース ・黒曜石ナイフ ・黒曜石Tシャツ ・黒曜石ヤジリ ・土偶マグネット 45,000円
Cコース

・石棒トートバッグ ・佐久の考古遺産図鑑 ・黒曜石Tシャツ

・黒曜石ヤジリ ・土偶マグネット

30,000円
Dコース ・石棒トートバッグ 5,000円

Eコース

なし 希望金額
Aコース

・北沢の大石棒 佐久石製モデル

実際の「北沢の大石棒」と同じ原材料である、佐久石と呼ばれる溶結凝灰岩を加工し作成した約1/5スケールモデルです。

Bコース

・黒曜石ナイフ

佐久穂町池の平遺跡群では、1万年以上前の木ノ葉型の黒曜石石器が発見されています。ナイフや石ヤリに使われた石器で、これを石器づくりの名手が再現したハンドメイドの復元模型です。

・黒曜石 T シャツ

佐久穂町池の平遺跡群から出た1万年以上前の黒曜石ナイフや石ヤリの絵柄をプリントしたオリジナルTシャツです。
絵柄は見本と異なる場合があります。

・黒曜石ヤジリ

佐久穂町内の縄文遺跡では、黒曜石でできたヤジリが発見されています。石器づくりの名手が黒曜石で再現したハンドメイドの復元模型です。

・土偶マグネット

ハート形土偶など縄文時代の土偶の顔をかたどったマグネットです。

Cコース

・石棒トートバッグ

日本一長い佐久穂町北沢の大石棒など、佐久地域の縄文時代の石棒4点をプリントしたオリジナルバッグです。

・佐久の考古遺産

佐久地方の古代遺跡を網羅したオールカラー図鑑です。B5版。100頁。佐久考古学会2021年刊行。

・黒曜石 T シャツ

佐久穂町池の平遺跡群から出た1万年以上前の黒曜石ナイフや石ヤリの絵柄をプリントしたオリジナルTシャツです。
絵柄は見本と異なる場合があります。

・黒曜石ヤジリ

佐久穂町内の縄文遺跡では、黒曜石でできたヤジリが発見されています。石器づくりの名手が黒曜石で再現したハンドメイドの復元模型です。

・土偶マグネット

ハート形土偶など縄文時代の土偶の顔をかたどったマグネットです。

Dコース

・石棒トートバッグ

日本一長い佐久穂町北沢の大石棒など、佐久地域の縄文時代の石棒4点をプリントしたオリジナルバッグです。

※返礼品は一部を除きハンドメイド商品のため、ご寄付をいただいてからお届けまでに最大1ヶ月半程度のお時間をいただきます。

寄付申込はこちらからお申し込みいただくか、佐久穂町生涯学習館「花の郷・茂来館」窓口にて申込書へご記入のうえご提出ください。

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寄付金の納入方法について

当ホームページリンク先の申込フォーム若しくは寄付申込書にてお申し込みいただいた後、ご指定の住所へご案内を送付させていただきます。

納入方法当につきましては以下のとおりとなります。

ご不明な点がございましたら、お手数ですが問合せ先までお問合せをお願いいたします。

納入方法

○郵便振込をご希望の場合

郵便振替振込書を送付いたしますので、お近くの郵便局にてお支払いください。

○銀行振込をご希望の場合

納入についてのご案内に、口座情報の記載がございますので、各金融機関にてお支払いください。

※銀行振込手数料は寄付者様にてご負担いただきます。

※「寄付金受領証明書」及び返礼品は、ご入金確認後に発注・送付させていただきます。

※当町での入金確認は、入金後1週間ほどかかる場合がございます。

この記事についてのお問い合わせ

生涯学習課 文化財・芸術係

茂来館

  • 電話番号

    0267-86-2041(直通)
    0267-86-2525(代表)

  • FAX番号

    0267-86-2939

  • 対応時間

    月曜、年末年始を除く 9時00分~21時30分

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